生後11日の赤ちゃんが連れ去られた事件で、50時間ぶりに無事保護をされたらしいです。10ヶ月の子供の親として他人事ととは思えず心配してましたが、良かったです。


昨日(1/7)の日経新聞に新日鉄の株価に関する記事が取り上げられている。

要旨は下記の通り:

・新日鉄は自動車向けの高級鋼材向け設備投資を大幅に増やす。

・但し、「高級化は既定路線で株価には織り込み済み」とされている

・しかも、経常利益の09年の目標わずかにしか上積みされておらず、07/3期は減益が予想され投資判断 

 は引き下げられている。

・しかし、利益額では株価上昇には迫力不足であるが、自動車向け高級鋼材へのシフトにより汎用鋼材の市況の影響が少なくなる。今までPERが低いのは鉄鋼業が市況産業であるとみなされていたため。

・むしろ、自動車向けの鋼材が増え、自動車部品メーカーのPER20倍が正当化される可能性がある。


実は私も全く同じように判断していました。新日鉄(5401)にしろ、JFE(5411)にしろ私が重視する株式益回り(1株あたりの当期利益/株価 つまりPERの逆数)が高すぎます。2006/3期見込みの新日鉄の株式益回りは11.1%、JFEは13.1%とかなり高いです。10年物の国債利回りが1.4-1.5%しかないのに。つまり、今後若干の減益があったところで10%以上の益回りが安定的に稼げるとしたら、長期投資の観点からすると国債を買うより、新日鉄、JFEの株式を買ったほうがリターンが大きいと考えられます。

 もちろん、鉄鋼、特に汎用品は市況の影響が大きく、中国での生産過剰が問題となっている点が懸念でありました。しかしながら、新日鉄にしろJFEにしろ市況の影響が少ない高級鋼材へのシフトをしき、現状高級鋼材の割合が70%であるところを、今後3年で全生産品の80%にまでもっていくとの方針です。つまり、これまで株式市場でのディスカウント要因がより少なくなります。(世界的な自動車市場の縮小、外国メーカーなどが高級鋼材の生産を本格化させたりすればこのシナリオがくずれるリスクはあります) ですので、株式益回りが10%を超える現状の株価は長期投資の観点から相当割安であると判断します。

 

 では、いつもの通り、株式の売買は自己責任において判断してください。konitanblogは責任を持てませんので。